50代セミリタイアで投資生活

50代無職、独身男のセミリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。

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リスクの考え方

こんにちは、まるぞーです。

今日はリスクというものについて、もう一度考えてみたいと思います。

田村正之さん著「月光!マネー学」

の中で、非常にわかりやすく説明されています。

「大きく上げたり下げたりを繰り返すと、資産は増えにくい」ということです。

 

こんなクイズがあります。

年率平均5%で増える次の3つの投信の、20年後の資産はいくらになっているでしょうか。

①毎年5%ずつ上がる投信

②3割上昇する年と2割下がる年を合わせて繰り返す投信

③6割上昇する年と5割下がる年を合わせて繰り返す投信

 

計算式は

①の場合、1x1.05x1.05x・・・・を20回繰り返す。

②の場合、1x1.3x0.8x・・・・・を繰り返す。

③の場合、1x1.6x0.5x・・・・を繰り返す。

で得られます。

 

答えは一番上がるのが①で、2.6倍ですが、②は、1.5倍に。

なんと③は10分の1にまで資産を減らしてしまうのです。

年率平均(リターン)は5%と皆同じなのにもかかわらずです。

 

この上下のブレ、振れ幅のことを、リスクといいます。

つまりリスクが大きいと、資産は増えにくいということです。

これは重要な事実です。

 

これを踏まえて考えると、やはり分散投資が大切だということになります。

4資産分散が基本ですが、債券の上昇が期待できない今、8資産分散の方が私には魅力的に見えます。

 

ここで、例えば先進国株式のみに投資した場合と、8資産バランスファンドに投資した場合を考えてみると、確かにリターンは、先進国株の方が大きいですが、8資産バランスの方がリスクはずっと低くなります。

 

一見、先進国株のみの方が資産を増やせそうに思いますが、8資産バランスも侮れません。過去記事で紹介した、20代怠け者さんをはじめ、

maruzokun.hatenablog.com

 

経験豊富な投資家の多くが、8資産バランスファンドで投資している理由はここにあります。

 

一方で、先進国株オンリーで投資している方もいます。一体どちらが正解(儲かる)でしょうか。

 

これは私にもわかりません。過去のデータだけを見れば、先進国株式の方が儲かったということもできますが、それは今すぐ投資をやめた場合の話です。

 

今後将来において世界の株価がどうなるかわかりません。先進国株式に米国株の占める割合は50%と非常に高いので、アメリカ経済次第ということもできます。

 

つまり、簡単に言うと、先進国株への投資は攻めの投資、8資産バランスへの投資は守りの投資と言えます。

 

今後株価が大きく下げることなく上昇を続ければ、先進国株の勝ちでしょうが、暴落を経験すれば、8資産バランスファンドの方が良い成績を上げるかもしれません。

 

そういう意味で私のアセットアロケーションは、この中庸をとったものと言えます。

 

私のアセットアロケーションは以下の記事をご覧下さい。

maruzokun.hatenablog.com

先進国株が40%と多いですが、他の資産も組み合わせて分散しています。また、8資産バランスも持っているのは、ある意味で実験です。

 

10年続けてみて、もし10年後に8資産バランスの方が先進国株より利益が多く出ていたら、そのときはアセットアロケーションを見直そうと思います。

 

さてどうなるでしょうか。10年後のお楽しみです。

 

それではまた。

 

 

 

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