暴落時の買い増しより全額投資
こんにちは、まるぞーです。
インデックス投資はほったらかしでいいとよく言われますが、果たしてそうでしょうか。
前回の記事のように、上げたり下げたりを繰り返すと、資産はなかなか増えません。
安いときに買って高いときに売るのが、株の基本でした。投資信託についても同じことが言えるのではないでしょうか。
そこで、ある程度の買い増し資金を持ち、例えば資産が10%以上下げた時に買い増し、20%上がったら売るというようなことを組み入れれば、資産はもっと効率良く増えるのではないかと考えました。
そこでシュミレーションです。
3000万を投資して、1000万の買い増し資金を持つ。
10%以上評価額が下がったら、10%買い増しし、それが20%上がったら、10%分売る。
というルールを作り実践してみたらどうでしょうか。
ここで以前紹介した本「あなたにも5000万円貯まる信じられない仕組み」の中の、1990年~2007年までの18年間の資産別年次リターンのデータをもとに考えてみました。
この期間、先進国株は10%以上の下げが2度あり、その2度ともが20%以上の下げです。この2回にそれぞれ600万ずつの資金を投入し、20%上げたところで回収したとすると、1回につき120万の利益、2回で240万の利益が出ます。
ところが、この1000万をまるごと投資していたらどうでしょうか。期待値として先進国株式は年率平均6~8%の上昇が期待できますので、上げ下げのブレも考慮して、年率4%の複利運用としても18年で2倍に、18年持てば資産は2000万になります。1000万の利益です。
比較するまでもなく、差は歴然です。つまり、暴落時の買いに備えて資金を持っているよりも、全額投資に回したほうが良いということです。
結局暴落時も、何もしないで見ているだけでいいということですね。
山崎元さんのいう、購入の時期も気にせず、一括で全額投資して良い(しかも株式クラスのみに)、という主張も納得できます。
私も3000万まで積み立てたあとも、手持ち資金は全て投資することにします。その後必要に応じて順次換金していくことになります。
暴落時にどっしり構えていられるでしょうか。でもそれでいいのです。
それではまた。