ズボラ投資(続編)
こんにちは、まるぞーです。
今日も図書館へ行ってきました。昨日紹介した、吊ら男さんの、「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」を読みました。
実はまだ読み終えていなかったのです。ただし後半は、引っかかってはいけない詐欺まがいの投資の話で、さほど重要とは思いませんでした。確定拠出年金と、つみたてNISAに付いても書かれていましたが、私には関係ありません。
ですが、昨日書いた記事に、もう少し付け加えておきたいことがありますので、今日もこの本について書いてみます。
まず第一に、筆者はこのズボラ投資による期待リターンを、年率5%と言い切っていることです。
いままで、数あるインデックス投資本で、投資法は紹介されていましたが、実際の期待リターンがどれだけかということは、あまり書かれていませんでした。
少し前に書かれた(2010年以前)ものだと、6%とか7%とかいうものもありましたが、最近のものでは、具体的な数字はあまり書かれていません。だいたい4~5%くらいかなといったところが私の予想でした。
ですから、吊ら男さんに、5%とはっきり言ってもらって、すっきりしました。もちろん将来のことなので絶対ではなく、あくまで期待値ですが。
では5%という数字をどう見るかですが、まず換金するときに、税金で20%持っていかれます。これはほんとに痛いですね。NISAをフル活用するしかありませんが、限度額があり、たかが知れています。でもこれは仕方がないことです。
次にリスク、いわゆる上げ下げのブレ幅のことです。筆者はこれについては触れていませんが、私が以前、記事に書いたように、資産が大きく上げたり下げたりすると、例え年率5%平均で上昇していたとしても、資産の増え方は、年率5%の複利の単純計算のようにはならない、ということです。
過去記事「リスクの考え方」はこちら↓
ですから、実際には年率5%複利で計算すると、72÷5=14.4年で資産は倍になるはずですが、そこまでは期待できないということです。
最後に手数料です。筆者は手数料を大事なポイントとして、少しでも信託報酬の安いファンドを選ぶように言っています。したがってインデックス投資となり、アクティブファンドは手数料が高いため、インデックスには勝てないと言っています。
過去5年の実績で、70%のアクティブファンドがインデッククスに負けているというデータも示しています。
この点は山崎元さんと同じです。果たしてそうでしょうか。例え70%が負けていたとしても、残りの30%は勝っているとも言えます。
例えば、ひふみ投信など、今後インデックスに負けるような成績になるのでしょうか。私にはちょっと想像できませんが。
まあそんなところが引っかかった点ですが、最後に吊ら男さんのブログを見て驚きました。10年で80%の利益率、元本2100万円が3900万円に、1800万の利益とは、本当に恐れ入ります。
こうやって実例を出されると説得力がありますね。あ~あ、私ももっと早く、10年前にインデックス投資を知っていたらなあ。ちょっと羨ましいです。
今度は私のアセットアロケーションの外国債券がどうなんだろうと、また疑問が沸いてきました。とりあえずはホールドですが。
それではまた。