論理的に正しくない投資はしてはいけない
こんにちは、まるぞーです。
先日、本屋によった時に何げなく手にとって読んだ本ですが、またまた山崎元さんの本で、「お金に強くなる」というタイトルです。
中身ですが、相変わらずというか、またしてもいつもの山崎節の炸裂でした。しかしこの人は、なぜこのようなほとんど同じ内容の本を、タイトルと装丁だけ変えて、何冊も出し続けるのでしょうか。一冊でいいのではないでしょうか。ほとんど言っていることは同じです。
ですから内容についてはあえて説明するまでもありません。
私もそれならわざわざ読む必要もないのですが、なぜか気になってぱらぱらとページをめくって、また同じかと思い納得する次第です。
ところが今回、この本の中の山崎さんのある言葉が、妙に心に響いてきました。
それは何かというと、「論理的に正しくない投資はしてはいけない」というものです。
何について言っているのかというと、アクティブファンドのことです。アクティブファンドはインデックスに勝てないということは、お経か念仏のようにずっと聞かされてきましたが、アクティブファンドに投資すること自体が論理的に正しくないというのです。
その論理自体は書かれていないので、私にはよくわかりませんが、なぜか今回は説得力がありました。自分が納得できないことは、いくら偉い先生の言うことでも私は実践してきませんでしたが、今回はなぜか納得させられました。
その理由は、最近実際に私の投資しているアクティブファンドのリターンが悪くなったことが大きいと思います。
そんな中で、山崎さんの本を読むと、「過去の成績でいくら良い成績を残しているファンドも、それが将来の成績を保証するものではない。」ということと、「手数料の高いファンドは買うべきでない。1.8%の信託報酬でも、1年間100万円投資すると、1.8万になり、10年投資すると18万にもなる。」という言葉が、なるほどこれが論理的に正しくないということかと、妙に納得させられました。
したがって、またしても私は、自分のアセットアロケーションの変更をすることを心に決めました。
今投資している3つのアクティブファンドへの投資をやめにします。
すぐにすべて解約はしません。今解約して、TOPIXインデックスを買うと、安いところで売って、高いところで買うことになってしまうからです。
外国債券と同じで、しばらく様子を見て、なるべく高いところで売り抜けようと思います。
ただし、これから新規での投資はしません。これからはその分を、TOPIXインデックスに投資します。
これで私のアセットアロケーションは、日本株:先進国株:新興国株:8資産バランス=3:5:1:1となります。
だんだんシンプルになってきました。よくよく考えてみると、今まで私の考えでやっていたことは、ほとんどが私の「欲」からきているものでした。
インデックス投資の基本では、市場の平均のリターンしか得られないので、それでは物足りない。もっと大きく儲けたいという欲でした。
実際投資を経験してきて、だんだんと身をもってわかってきました。どうやら欲張ってもダメなようです。基本が一番かもしれません。
山崎さんの言うことに初めは半信半疑でしたが、気が付けば彼の主張する投資にだんだん近づいてきています。まだ日本株と外国株=1:1というシンプルなものにはしませんが、他のことは、彼の言っていることに明らかな間違いは見当たりません。
それが論理的に正しいということなのでしょうか。だとしたら私はそれに従いたいと思います。
確かにギャンブル的な楽しみは減り、ドキドキわくわくも少なくなりますが、資産運用はギャンブルではなく、確実にお金を増やすことを目的としていますので、私はそれに徹したいと思います。
それではまた。