５０歳でセミリタイアするにはいくら必要か
こんにちは、まるぞーです。
以前にも何度かやったセミリタイアの資金シュミレーションを、再確認の意味でもう一度やってみました。
まず、なぜ50歳かというと、すべて私自身が基準なので、自分の現状を考えて、キリの良い５０歳にしてみました。
また生活費は私の現在の生活費を鑑みて、年間２００万とします。
年金は、５０歳まで正社員で働いたとして、これも私の予想年金額の毎月１０万円とします。
ただし受給開始年齢は、念のため遅く見積もって、７０歳からとします。
投資はインデックス運用で、年平均利回りを３％ととします。前回は４～５％で計算していましたが、これも念のために低く見積もって、３％とします。ただし売却時の税引き額２０％は考慮していませんので、実質は４％くらいになるかと思いますが、十分実現可能な範囲だと思います。
ではこの条件で、シュミレーションしてみましょう。
まずは資産５０００万円で、完全リタイアした場合。
３０００万円を投資に回します。
６０歳になった時
生活費は２００万X１０年＝２０００万円です。
投資した３０００万は、
３０００X1.03X1.03X1.03X・・・・・・＝４０３１．７４８８
となり、約４０００万円になります。
70歳になった時は、この4000万から、2000万円が生活費としてなくなります。
残りの2000万円は投資で増えます。いくらになるかというと、
２０００X1.03X1.03X1.03X・・・・・・＝２６８７．８３２５
約２６００万円です。
７０歳以降は、毎月１０万円の年金がもらえますので、年間では１２０万円、生活費の不足分は８０万円です。この８０万円が１０年間で８００万円、したがって８０歳になった時には、
２６００－８００＝１８００で
１８００万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
１８００X1.03X1.03X1.03X・・・・・＝２４１９．０４９
約２４００万円です。
90歳になった時には、
２４００－８００＝１６００で
１６００万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
１６００X1.03X1.03X1.03X・・・・・＝２１５０．２６５９
約２１００万円です。
90歳時点で、２１００万円の資産を残すことができました。
もうこれ以上のシュミレーションは必要ありませんね。100歳まで生きようと資金が底をつくことはありません。完全にリタイア可能だということが分かりました。
やはり、資産5000万なら、５０歳で余裕で完全リタイアできるということです。
では次に、私の現状である、資産4000万ではどうでしょうか。
この場合も私が実際行っているように、投資額は3000万としてシュミレーションしてみます。今度は5年ごとで計算します。
５５歳になった時
生活費は２００万X５年＝１０００万円です。
投資した３０００万は、
３０００X1.03X1.03X1.03X1.03X1.03＝３４７７．８２２１
となり、約３４７０万円になります。
60歳になった時
生活費は１０００万円ですので、
３４７０－１０００＝２４７０となり、２４７０万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
２４７０X1.03X1.03X1.03X1.03X1.03＝２８６３．４０６７
約２８００万円です。
６５歳になった時
２８００－１０００＝１８００となり、１８００万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
１８００X1.03X1.03X1.03X1.03X1.03＝２０８６．６９３２
約２０００万円です。
７０歳になった時
２０００－１０００＝１０００となり１０００万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
１０００X1.03X1.03X1.03X1.03X1.03＝１１５９．２７４
１１６９万円です。
７０歳以降は、毎月１０万円の年金がもらえますので、年間では１２０万円、生活費の不足分は８０万円です。この８０万円が１０年間で８００万円、したがって８０歳になった時には、
１１６９－８００＝３６９で
３６９万円が投資で増えています。いくらになるかというと、
３６９X1.03X1.03X1.03X1.03X1.03＝４２７．７７２１２
約４２７万円です。
平均寿命の80歳で427万円の資産を残すことができましたが、残念ながら90歳までの逃げ切りはできませんでした。
したがって、
やはり資産４０００万では、５０歳で完全リタイアはできない
ということになりました。
ただしセミリタイアなら可能です。何らかの形で、収入を得ることができれば、たとえ月に７～８万でも十分にセミリタイア可能です。
あるいは、年間の生活費を２００万円より低くするというのも一つの方法です。
そうすれば、収入を得なくても完全リタイアも可能かもしれません。
いずれにせよ、慎重に見積もって、あまり多くの収入を期待できないとすれば、４０００～５０００万円が、セミリタイア資金の目安となりそうです。
私もあと一歩でした。
それではまた。
