バリュー投資と国際分散型投資
こんにちは、まるぞーです。
白石定之さんの、「投資信託でうまくいく人、いかない人」を読みました。
久しぶりに、投資本で目から鱗の内容でした。
筆者が強調しているのは、まず第一に、投資で失敗するのは一喜一憂するからで、心理面の克服が大事だというものです。
そして、もう一つ筆者の薦めると投資法が、いわゆる私のやっている国際分散型投資ではなく、ワンランク上のバリュー投資というものです。
筆者の言うバリュー投資とは、割安で買って、割高で売るというものです。
普通個別株でやる投資法ですが、投資信託でもこれができるというのです。
私も個別株に投資していた頃は、これを目指して投資していたのですが、うまくいきませんでした。理由は筆者の言う、一喜一憂を克服できていなかったからだと、納得させられます。
ただ、筆者の言うように、一喜一憂を克服するのは簡単ではありませんし、割安と割高を見極めるのも、高い能力を必要とします。
正直私には無理です。ですから、インデックス投資で世界の株と債券に分散投資しているのです。
ところが筆者が言うように、誰もがこのワンランク上のバリュー投資を行える方法があったのです。
それはアクティブファンドです。自分でできなくても企業の財務状況を調べ、割安で買って割高で売るとうプロの仕事を、ファンドマネージャーにやってもらえばいいのです。それがアクティブファンドでした。
私もアセットアロケーションの中に、少ないながら、3つのアクティブファンドを入れています。
私のアセットアロケーションは過去記事をご覧下さい。
三井住友-三井住友・配当フォーカスオープン
レオス-ひふみプラス
の3つのアクティブファンドですが、このうちの「ひふみプラス」と「ジェイリバイブ」が、この本の中で、おすすめのバリュー投資ファンドとして紹介されていました。
実際2月の株価下落を受けて、現在の私のポートフォリオは損益が若干のマイナスとなっていますが、唯一3つのアクティブファンドだけは、プラスになっています。
なかでも「ひふみプラス」と「ジェイリバイブ」は、ほぼ同じくらい、保有投信の中で一番大きく上げています。
ですから、すべてアクティブファンドで運用するとまではいかなくても、これらの保有率を上げるということは十分考えても良いのではないかと思います。
こうなってくると、あとはファンドマネージャーを信じるかどうかですが、臆病な私はまだ半信半疑です。
今は日本株が上がった状態ですが、下落時にはたしてどうなるか、いくらアクティブファンドが良い成績を残したとしても、日本株が低迷し、世界株が上昇していれば、世界株のインデックスには勝てないかと思います。
ですから、国際分散型を変えるつもりはありません。ただ日本株をTOPIXのインデックスではなく、アクティブ投信で持つというのはありかもしれません。
おそらくTOPIXを上回るリターンをもたらす可能性は高いと思います。
そういう意味でこの本は、投資の方針を変えるかどうか、深く考えさせられる1冊でした。
まだ読後すぐなので、心は決められません。なにせ臆病なので。
国際分散型ではインデックス並みの収益しか得られないと筆者は言いますが、そもそもインデックス並みの収益で良いと思い、始めたインデックス投資なので、あまり欲張らず今のままでも良いかなとも思っています。
インデックス投資を実践されている投資家の皆さんの意見はいかがでしょうか。
それではまた。