債券不要論 VS 必要論 2
こんにちは、まるぞーです。
昨日の続きで、外国債券クラスについて考えてみます。
昨日の記事を読み返してみましたが、私がまだ外国債券(先進国債券)クラスを組み入れている理由は、年率の期待リターンが5%程度あるからというのが、最大のものでした。
ただし昨日の記事で元にしたデータは、過去20年間というものでした。これではこれからの期待リターンの根拠にはなりません。
ネットで検索して、参考になるサイトを見つけましたので、紹介します。
まずは、ゆうじろうさんのブログからです。
とても見やすいグラフが載っていましたのでそれを見てみますと、
まず、過去15年間のデータでは先進国債券と国内債券のリターンには大きな違いがあります。
先進国債券の年率リターンは4.6%、国内債券の年率リターンは1.6%でした。
と記事にあるように、過去15年間では、外国債券の年率リターンは4.5%でした。
ただし直近の3年間では下落しています。一度大きく下げてまた上がってきてはいるものの、いまだ3年前の水準には至っていません。
このグラフを見た限りでは、まだ外国債券への投資は有効なように思えます。
しかし、別のサイトで、かなりショッキングな記事を見つけました。こちらです。
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの試算によると、国内債券の期待リターンはこの5年間でゼロに接近し、為替リスクのある外国債券も3%弱から1%程度に低下した(グラフC)。
こちらの記事によれば、現在の外国債券の期待年率リターンはわずか1%ということです。投資信託だと、これに信託報酬がかかりますので、実際の利回りは1%以下となります。
これが本当なら、(たぶん信じてよいと思います)やはり外国債券への投資は意味がないということになるのでしょうか。
ただ、20~30年の長期投資を想定した場合、今はダメでも、将来においてリターンが上がってくるということはないのでしょうか。
そのへんが私にはまったくわかりませんので、専門家の意見を参考にするしかありません。
代表はやはり山崎元さんですが、やはり今しばらくは債券投資から撤退したほうが良いかもしれません。
ただしこの記事にもある通り、また山崎さんも言っていますが、外国債券は持つ必要はないけれども、むしろ日本国債は持ってもよいとのことです。
勘違いしていけないのは、これはあくまで投資信託ではなく、元本保証の長期国債のことです。
私も無リスク資産として、ある程度の現金は普通預金(ただし楽天銀行ですので、利息は0.1%です)に持つことにしました。これが国債替わりですので、リスク資産は株式100%でも、一応大丈夫ということになります。
この記事を読んで、現在私は外国債券クラスへの投資を辞める方向に傾きつつあります。
ではその分を何に振り替えるかですが、やはり候補は、新興国株、8資産バランスです。
ところが新興国株と先進国株を比べると、新興国株のほうがリスクが高い割にリターンは低く、そうなると先進国株も候補になってきます。
8資産バランスは、リスク低減のクッション材としてはよさそうですが、必要ないとされる債券クラスが、3/8も入っています。
なかなか判断に迷う難しい問題です。今日もまだ結論には至りません。行き詰まってきましたのでこのへんで終わりにします。続きは次回です。
それではまた。