50代セミリタイアで投資生活

50代無職、独身男のセミリタイア生活。 資産4000万円で投資はインデックス運用です。

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過労自殺はなくならない

こんにちは、まるぞーです。

 

今日も日経平均は大きく下げています。まだ前場ですが、一時300円以上も下げました。

 

昨日10,000円分買い増ししましたが、今日もまた買い増しします。

 

昨日はこれであとはしばらく売買しませんなんて書きましたが、やっぱり守れませんでした。

 

ダメです。どうしても日々の株価に一喜一憂してしまいます。

 

まあそれでも、1日10,000円以上は売買しませんので、それがせめてもの救いでしょうか。

 

最近急ピッチで株価が上昇していましたが、上がり続けるなんてことはあり得ないので、こういう日が来ることは当たり前なのですが、何だか気持ちが沈んでしまいます。

 

でもこれが株式投資というものですから仕方ありませんね。

 

ほんとに自分のメンタルの弱さが嫌になります。

 

 

さて昨日はいじめの話題を書きましたが、今朝の日テレの番組「スッキリ」で、また過労自殺のニュースが紹介されていました。

 

「県職員自殺、遺族が提訴 「過労、パワハラでうつ病」 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞」

www.sankei.com

 

これによると、神奈川県庁の職員だった37歳の男性は、上司から再三にわたりパワハラを受けたうえ、移動した部署では、過労死ラインの2倍をも超える、月200時間以上の残業をさせられたうえ、うつ病を発症し、首をつって自殺したそうです。

母親が、13日、県に約1億円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。

 とのことですが、いくらお金をもらえたとしても、息子さんは帰ってきません。

 

お母さんもさぞかし無念のことでしょう。

 

「スッキリ」の中であるコメンテーターが言っていたことに私は強く同意しました。

 

それは、この男性が「うつ病」と診断された後も、仕事を続けていたことがおかしいというものです。

 

普通うつ病になったら、会社は休職を命じるはずです。そもそも医師の診断書に、休養が必要と書いてあるはずです。

 

それなのにこの男性は、発病後も仕事を続けていたどころか、何の軽減措置も取られず、残業も続けていたようです。

 

よく「なぜ死ぬくらいなら仕事辞めればいいのに」という人がいますが、うつ病になってしまったら、もうまともな判断ができなくなり、自分からは何のアクションも起こせなくなり、ただ茫然と、言いなりになったり、日々の生活を続けていくだけの抜け殻のようになってしまいます。

 

私も何も考えることができず、何の意思も持たず、ただ漠然と会社に通い続けました。

 

でも私の場合は、診断書を出したことで休職になり、復職と休職を繰り返しましたが、最後は診断書に治っている、復職可能と書いてあるのに、会社側が復職を認めず、首になりました。

 

私は当時妹から、「死んでも今の仕事を辞めたらいかん。」と言われていたことを、ずっと真に受けていて、本気で死ぬまで働こうと考えていました。

 

だから仕事でどんなにつらい目にあっても、辞めるという選択肢はありませんでした。

 

今の仕事を辞めたら、もうまともな転職は不可能だと思っていましたし(実際今がそうです)、会社の人にも父にも辞めますという勇気はありませんでした。

 

首になった時は、不当な解雇ですので、訴えて争うことも考えましたが、専門家に相談したところ、訴えても勝ち目は薄いといわれ、しぶしぶ泣き寝入りをしました。

 

でも今考えると、首になってよかったと思います。

 

もしまた復職して仕事に戻ったとしても、ブラックな職場環境が変わらない限り、そこで勤めるのは無理な話です。

 

また病気を再発し休職するか、下手をしたら自殺していたかもしれません。

 

自分の意志では辞表は出せなかったので、会社に首にしてもらえたおかげで、今の私があります。

 

今回の神奈川県職員の自殺のニュースを聞いて、私はつくづく運がよかったと思いました。

 

あの時辞めて本当によかったです。おかげで今も元気に生きています。

 

その経験があるので、今回のテニスも、我慢できないくらいつらくなったら、いつでもやめてやろうと思います。

 

神奈川県職員の自殺した男性は本当に気の毒でなりません。

 

身につまされる思いです。

 

彼はきっと私以上に、真面目で責任感の強い人だったのだと思います。

 

だってそうでなかったら、仕事が嫌だと思ったら、休んだっていいし、残業がきつかったら、仕事が終わっていなくても帰ってしまったりすればよかったのですから。

 

ましてやうつ病と診断されたのですから、上司にメールで病気なので行けませんと一言送って、そのまま休んでしまえばよかったのですから。

 

それで怒られようと(本来それで怒ったらパワハラ以外の何物でもありませんが)、首にすることはできないし、好きなだけ休めばよかったと思います。

 

そして本当にやめたくなったら、いつでもやめればいいのです。

 

でもやめにくいというか、辞めさせてもらえない組織もあるとは思います。

 

でもそんなのってホントのブラック企業か、反社組織じゃないですか。

 

まさか神奈川県庁が反社組織だとは知りませんでした。

 

だからほんとに気の毒です。

 

私もまじめで責任感の強いほうだとは思っていましたが、上には上がいます。

そういう人がうつ病になりやすいんです。

 

そして性格が優しくて、人に逆らえない人がいじめの対象になります。

 

ほんとにこういう過労死ってなくならないですよね。

 

いくらニュースで取り上げられて、再発防止対策が議論されたりしても、また同じような事件が繰り返し出てきます。

 

私は特にこれは日本の体質なので、そう簡単に変わることはないと思います。

 

少なくとも私の目の黒いうちには変わらないと思います。

 

ですから自己防衛策を取るより仕方がありません。

 

本当は抵抗して戦うべきだとおもいますが、私のようにそれができない人は、逃げるのもありです。

 

最悪ぷっつり連絡を絶って、バックレたって殺されることはありません。

 

首にはなるでしょうが、何とかなるものです。

 

命あってこそです。

 

死んで楽になりたいという気持ちはよくわかります。

 

でも私は生きていてよかったです。

 

まだ会社を辞めたことは妹にも父にも内緒ですが、死ぬまで働いて、最後首を吊る前に遺書で妹と父に宛てて、「私はあなたの言うとおり、死ぬまで仕事を辞めずに頑張りました」と言ったって何にもなりません。

 

自分の命、自分の人生ですから。

 

もし仕事がつらくて、死にたくなっている人がいたら、ぜひ踏みとどまってください。

 

仕事辞められるんだったら、やめた方が絶対いいですよ。あとであの時辞めてよかったと思える日が絶対来ます。

 

それではまた。

 

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