ロト6で3億2千万円当てた男
こんにちは、まるぞーです。
最近、以前に録画したTVドラマの「ロト6で3億2千万円当てた男」をもう一度見ました。
アナログ録画だったので、ずいぶん昔の放送です。2011年以前になりますから、ご存知の方も少ないかと思われますが、反町隆史主演、他には、小沢真珠、真鍋かおり、出川哲郎、泉谷しげる、そして今は懐かしの、オセロ、中島知子も出ていました。
内容は実話に基づいた話だそうですが、しがないアラサーのサラリーマンがロト6で、3億2千万円当たり、その後の人生を描いたものです。
彼がブログに日々の日常を描いていることや、お金の使い方でハラハラドキドキさせられるところ、基本的にお人好しでダメ男な主人公といったところが共感が持てます。
しかしこれは夢物語で、現実味はないですが、本当にこれが現実に起こった話だとすると、ドラマを見ていて、反面教師というか、これはやってはいけないという教訓的な意味でいくつかの気づきがありました。
まず第一に3億当たったことを人に話してはいけません。
主人公は、はじめは隠していたものの、だんだん隠し切れずに身近な人に話し、結局周りのみんなにすべて知れ渡ってしまいます。
その結果、金の無心をされたり、人間関係がおかしくなってしまいます。
私だったら絶対に誰にも言いません。
第2にこの主人公は相当な無駄遣いをしています。それでも3億はなかなかなくなりません。ところが最後は、自分の夢だった鉄道模型を売る会社を立ち上げ、いったんは成功するものの、会社の拡大を試みるも失敗し、一文無しになってしまいます。
これも私はやりません。私なら1億を銀行口座において、残りの2億をすべてインデックス投資で運用します。
そうすれば、資産を減らすどころか、運用益だけで年間1000万くらいあり、仕事をしなくても利回りだけで、年収1000万のエクゼクティブ・サラリーマンと同じ生活ができます。
もう万々歳なんですけどね。
ところがドラマの主人公はそれができません。3億2千万円の使い方ばかり考えていて、使わないでためておくという選択肢がありませんでした。
投資もお金を手に入れてすぐに一度試みますが、失敗して4000万を失ってしまいます。それに懲りて、以後いっさい投資には手を出しません。
この部分は私は見ていなくて、実は私が録画したのは4話からなので、初めの3話は見ていないのです。
ですから、この投資がどんなものだったかも定かではありませんが、おそらく何かのファンドか株への投資だと思います。
そして彼は大金を手にしても、しばらくは会社を辞めようとはしません。
仕事が死ぬほどいやというわけではなかったようです。
ですから、私とは立場も考え方も違っていますが、セミリタイアでインデックス投資とはならなかったようです。
私も最初にこのドラマを見た時は、まだセミリタイアなんて考えてもいませんでしたが、おそらく仕事は嫌だったので、宝くじに当たったら仕事はやめようと思っていました。
インデックス投資も知りませんでしたが、株への投資はやっていましたので、当時の私なら、高配当株に投資して、配当生活で食べていくという選択をしていたことでしょう。
今なら間違いなく完全リタイアのインデックス投資です。
このドラマの最後に、主人公はお金をすべて失った代わりに、一番大切なものに気付いた、それは人との関係だった。それに気づけただけで、3億2千万当たった価値が
あったと言っていますが、冗談ではありません。
私だって人間関係が大事なことくらいわかっています。でもそれがうまくいかなくて、仕事もつらくて耐えられないとしたらどうでしょう。
せめて大金でもあったら、人生大いに変わるのではないでしょうか。そこが私とこのドラマの主張との一致しないところです。
結局このドラマが言いたいのは、お金より大切なものがある、お金に惑わされてはいけない、ということのようですが、私ならそれでもお金が欲しい、お金があってもそれと引き換えに何かを失う訳ではない、と言いたいです。
後半部分はちょっとリアリティーに欠けて、つまらなくなりましたが、始めのうちは非常に面白く、結構夢中になって見られたドラマでした。
私もまた宝くじを買ってみようかな。当たるわけないか。
それではまた