業務命令という名のパワハラ
こんにちは、まるぞーです。
以前働いていたとき、上司からいやな仕事を頼まれ、私が渋っていると、「これ、業務命令だから」と言われ、しぶしぶ引き受けたことがありました。
当時はこの一言にカチンときて、腹の中では「だったら仕事辞めます」って言ってやろうかと思いましたが、何も言わずぐっとこらえました。
今思うとこれって絶対にパワハラですよね。
まず第一に業務命令という一言で、何でも部下がやると思っていること。
仕事に関することだって、断る権利もあるはずです。
もちろん中にはやらなければならない義務のような仕事もあるでしょうし、会社のルールもあるでしょうが、その仕事はそもそも元々は私の仕事ではありませんでした。
他に頼める人がいなくて、たまたま言いやすい私に言ってきただけです。
そういう時にきっぱり断れないのが私の性格です。
ですからいつもいろんな人から仕事を頼まれ、それを全部受けてしまっていました。
これでは精神が持たないし、仕事が続かないのも無理ありません。
ただもっと最悪なのは、完全に仕事ではない私用を言いつけてくる上司です。
そういう人もいました。
あるいは飲み会への出席の強要だったり、ほんとに思い出すとまた腹が立ってきます。
やっぱり仕事を辞めてよかったです。
でも一つ言えることは、いくら人の頼みが断れない私でも、反社会的なことや、人に迷惑をかけることに手を染めたことはありません。
これは自信を持って言えます。
さすがにそこまでのことを要求してきた人はいませんでしたが、もし偽装などをするように命令されていたら、私はきっぱり断れたかどうか、ちょっと自信がありません。
まあそういうことがなかったのは幸いでした。
ところが私がうつになって休職し、そのまま退職に至った最後のところで、ややグレーと言いますか、ちょっと不正に近いことをやっている人がいて、私はそれを止めることができませんでした。
それどころかその人がストレスになって、私に嫌がらせや圧力をかけてくるようになりました。
もし仕事を続けていたら、私もまっとうな判断力がマヒして、不正に手を染めていたかもしれません。
組織ってホントに怖いところだと思いました。
でもよく考えてみると、組織が悪いって言いますけど、組織を作っているのは人間ですから、結局は人間が怖くて恐ろしいということになります。
やっぱり私は組織が大嫌いだし、人と付き合うのも苦手です。
やっぱり退職してよかったんだと思います。
それではまた。